
富士山登山で登頂するための準備
わたしの場合、数年運動不足の状態で久しぶりに登山にいく場合、3ヶ月前から準備を始めます。
富士山は9月には登れなくなるので、登山の計画は7月終わりから8月お盆前をお勧めします。
盆休み中は人が多く自分のペースを保てない可能性が高く、初めての方にはお勧めできません。
7月終わりに富士山登山するなら、ゴールデンウィーク開始と同時に体力作りをスタートすることになります。
余裕を持ちたいなら、3月くらいにスタートが望ましいです。
ついでに呼吸法のトレーニングをします。
呼吸は「吐く」「吐く」「吸う」です。特に二度目の「吐く」では、肺の中の空気をできるだけ外に出すトレーニングをしましょう。
心肺機能の向上も期待できますし、特に富士山では気圧が低い(山頂で600hPa程度)ので、肺が膨らんだままになります。
ポテトチップを持って登ると袋はパンパンになるか、途中で割れます。
大きく「吐く」トレーニングをしておくと勝手に肺に空気が入ってくるようになります。
「吐く」「吐く」「吸う」を意識してトレーニングしてください。
第一週:体力を知る
休みの日に運動靴でいいので、いつも歩くペースより早いペース(ランニングではありません、早歩きです)で2時間休みなく歩いてみます(もちろん具合が悪くなったらストップです)。
およそ時速4キロを目安に8キロ休みなく歩く計算です。
次の日かさらに1日後に筋肉痛が来るようなら、毎日同じペースで2時間歩きます。
(筋肉痛がこなければ、その日から休みの日の歩いたペースで週3回2時間歩きます。)
第二週:体力の向上1
次のステップは、下り坂は走ってみることです。
ハイペースではなく、軽〜く流す感じで走ってみましょう。
コースに下り坂がなければ、折り返しの5分とゴール前5分走ってみます。
(筋肉痛がこなければ、その日から流すペースで5〜10分走り、20分歩きまた、5〜10分走るを繰り返します。)
ここまでで、足などどこかに痛みは出ていないか、確認しておきます。
膝やかかとに痛みが出ている場合には、どうしたら痛みが出るのか、痛みが引かないのかを把握して、必要なら病院に行って医者にみてもらいましょう。
無理せずに体力の向上を目的にしていますので、第一週のトレーニングを二週間続けてもいいですし、毎日できないこともあるので、そんな方は一月からスタートしてもいいと思います。
ルールではないので、自分に合ったトレーニング方法を見つけてください。
二週間程度トレーニングすると、トレーニングが日課になってきますよ。
(ここで紹介するのは、あくまでも個人的なお勧めであり、自分の体にあった装備、自分の体力にあった登山を心がけてください。お勧めはしますが、山行は自己責任でお願いいたします。)
