

低山に行ってみる
標高500メートルくらいの整備された登山道がある山に出かけてみましょう。
車で登山口近くまで行ける場合には、途中で着替える必要がありませんので、着替えを全て置いていきます。
早く山を制覇したいと意気込んで行きたいのを我慢して、ことさらゆっくり登り始めます。
まだまだ余裕があるうちにちょっとした休息を入れて、できるだけ疲れない歩幅で登ってください。
ルートファインディングの練習
数メートル先の自分の足を置く位置を確認しながら登る方法です。
木の根があるようなら、絶対に乗らないようにします。
木の根は正面に足を置いても横にスライドするように滑ります。
膝をやってしまうので、木の根はできるだけ乗らないように、どうしても乗る時には、慎重に登ってください。
また、石が多いところでは、ペースを上げずに滑らないように登ってください。
浮石も転滑落の原因になります。
どのコースでもルートファインディングはとても大切です。
手助け
ちょっとした段差(膝くらいの段差)を登れないで時間がかかっている人がたまにいます。
あなたが上にいる場合には、手を貸したくなりますが、絶対に上から手を貸さないでください。
手を貸すなら下に降りてザックをおろして、下から押す方法を取ってください。
下から登る人は全体重をかけてきます。
50キロの体重と5キロのザックを背負った人が、勢いよく全体重をかけて来ますので、あなたが落ちる可能性が高くなります。
下から押すのに苦労するなら、一度ザックを下ろしてもらい身軽で登ってもらった後、下からザックを渡す方法を取りましょう。
いずれも上から簡単に手を出さないようにしてください。
相手が女性だと下から押すのは嫌がられるかもしれませんが、絶対に上に引き上げるのはやめましょう。
実際におっちゃんが上から手を出して落ちたのを見ました。