
山に入るときの注意点:長袖、手袋の重要性
森林に囲まれた影のある山行は、気持ちいいものです。
しかし、真夏の炎天下で木陰のない山行は地獄です。真夏に行かなければいいんですけどね。
炎天下の太陽をずっと浴びていると日焼けを通り越し、やけどになります。
やけど防止のため長袖を着ていきます。手袋も夏は暑いですが、必ずしていきます。
ストックを同じ手で使っていると擦りむいてとても痛いので、軍手でもいいのではめておきます。
それと岩場があるところでは、結構尖った岩があったりして、不用意に掴んでバランスを崩した時に手に刺さったり、切ったりするのも防いでくれます。
ついでに手のひらの日焼けも防止してくれます。
色々使える登山中の対処法:水分補給
できればハイドレーション(ザックに入れられるビニール製の水筒)がいいのですが、サイドポケットにペットボトルでも問題ありません。登山ルートに水場がないのであれば、お昼も含めて4リットルの水と500ミリリットルのスポーツドリンクを持っていきます。
人によっては重くなるのでもう少し少ない量でいいかもしれませんが、一緒に登山にいく人には、だいたい体重の10%くらい水分を持っていくように勧めています。
サーモスの水筒に氷を満載して、持っていって水やお茶を飲む前に入れて軽く振ってから飲むと最高にキンキンの水分補給ができるので、サーモスの水筒は必需品になりました。
500ミリリットルのペットボトルくらいの大きさに満載した氷が真夏でも夕方まで残ってますよ。
上手な休息:お尻をつかないで休憩
1〜2時間に一回は、休息を取りましょう。そして必ず水分補給。
ザックは下ろしてもいいですが、お尻をついて休息する時と、つかないで休息する時を分けて登山しましょう。
これから大きな登りが控えているなら、迷わず登る前に大休息を取ります。
平坦なルートなら立ったまま水分補給やモグモグタイムにして、体が冷えない(冷めない)うちに行動しましょう。疲れ果ててしまうとルート検索や自分の位置、到着時間の計算や体力の残りの計算ができなくなり、怪我や道迷いの元になるからです。
これは富士山に登頂した時の話ですが、下りに6時間かかってしまいました。足が前に出なくなり、引きずるように歩いていたので、何度もつまずいて転びそうになりました。その時には気づかず下山できたのでよかったのですが、頂上で飲んだポカリスエットから下山中に一滴も水分を取っていなかったのです(下山して飲もうとしてペットボトルを出したらぺっちゃんこになっていました)。
途中で休息したつもりでいましたが、ほとんど休みなく足を引きずるように歩いていたみたいです。
水分を取らなくてはという考えすら出てこなかった最悪の経験です。皆さんも気をつけてください。
あたりは真っ暗で道が見えなくなる前にヘッドランプだけはつけていましたw。
