
登山ペース
富士山に登っていると、同じようなペースの人とずっと一緒に登ることになります。
自分と同じようなペースで登っている人を早く見つけてペースメーカーにすると楽に登れます。
(逆にペースメーカーにされるとプレッシャーになります。)
小休止をとって先に行かせて、今度はペースメーカーになってもらいましょう。
自分よりちょっと上の年代の人を見つけてついていって、同じようなペースで歩けるならついていき、相手が早ければ置いていかれますので、次のターゲットを探します。
物足りないと思ったら、抜いてしまえばいいのです。
Tシャツ一枚で登っている人を見かけますが、こういう人はペースメーカーに向いていません。
最初ハイペースで飛ばしてバテてスローペースになるなんてことが多いので、じっくり、ゆっくり登っている人を見つけましょう。
砂地の登り
五合目で森林限界以上の標高になりますので、植物はほとんどありません。
砂と岩の世界になります。
ちょっとした風でも砂が舞い上がります。
マスクをしなくてもいいですが、鼻の中が真っ黒になりますので、息がキツくなければマスクの装着をしてみてください。
勾配がきついと滑ります。全然進んでないような気がしてきます。
足のつき方を逆八の字(ガニ股)にしてゆっくり体重移動しながら登ると楽です。
砂に足を蹴り込んで登っていく方法もあるのですが、周りに人がいる場合には、砂を巻き上げることになるので、やめた方がいいです。
砂で滑ると靴の中に小石が入ってきます。これが気になるので、私はスパッツをつけています。
疲れてくると靴一個分(30センチくらい)しか足が前に出なくなります。一番辛いところですが、一歩一歩山頂に近づいているので、ここで諦めないでください。
岩場の登り
標高が高くなると岩場が多くなります。
岩場では、小さい石でも自分が原因で落としてしまったら、下のひとに向かって「ラ〜ク(落)」と言ってあげましょう。私はカッコつけて「ロ〜ック(岩)」とか言ってます。
九合目以上になると岩に手をついて登ることがあります。
怪我したくないのであれば手袋は必須です。
尖った岩の上(特に溶岩のところは、尖っています)を歩く場合には、尖った部分に足をのせず、できるだけ平なところを登りましょう。
バランスを崩すと捻挫したり、怪我をすることが考えられます。
尖った岩に膝を着いた時のことを想像してみてください。
想像しただけで痛いですよね。
