
初めて富士山に登るための準備
どのくらいの傾斜をどのくらいの時間で歩けるのか
富士山は緩急はありますが、ほぼ登りっぱなしです。
どのくらいの角度の坂をどのくらいの距離、どのくらいの時間で登れるか計算できます。
富士山では、靴一個分くらい(約30センチ)しか足が出せなくなるので、どの程度の歩行で息が上がるのかわかっておく必要があります。
練習では、大股で登る訓練をしましょう。
靴の調子はどうか
練習用の靴と登山用の靴は分けている人が多いと思いますが、一ヶ月前くらいから登山靴での練習をお勧めします。
これは、靴の状態を知るためもありますが、硬さ、マメができないか、重さに慣れるためでもあります。
しばらく履いていない登山靴で、いきなり富士山登山に行って、ソール(靴底)が外れてしまって登山にならないことも考えられます。
体力もそうですが、靴も登頂成功の大きなファクターです。
特に富士山は、砂と尖った岩との戦いになります。
普通の運動靴では、太刀打ちできません。硬めの登山靴を準備してください。
体の痛いところはないか
練習で歩いていると膝の裏が痛くなるとか、右の足首が痛くなってくるとか、自分の調子をわかっておく必要があります。
本番では、さらに重たいザックを背負わなければならず、どこがどの程度で痛くなる、毎回なのか、原因は何か、わかっていれば対処の方法も変わってきます。
必ず痛くなるところがあれば、病院に行って調べてもらうのがいいです。
その時には、いつ頃富士登山に行くことを伝え、行っても大丈夫か聞いておきましょう。
医師の太鼓判があれば、安心ですよね。
(ここで紹介するのは、あくまでも個人的なお勧めであり、自分の体にあった装備、自分の体力にあった登山を心がけてください。お勧めはしますが、山行は自己責任でお願いいたします。)
